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Athleticism in Brain

運動や筋トレ、体重の管理を記録していく。 体が資本!それにつきる。皆さんも一緒に頑張ろう!

筑波山登山と減量開始

GWの締めくくりに筑波山に登ってきた。
ようやく今シーズン初の山行である。

市営駐車場(500円/日)に車を停めて、筑波山神社→御幸ヶ原コース→男体山→女体山→白雲橋コースから再び筑波山神社に戻るルート。
http://www.mt-tsukuba.com/?page_id=136

10時に出発してほとんど休憩らしい休憩もせず11時にはロープウェイの筑波山頂駅のある御幸ヶ原に到着した。
長袖のシャツに長ズボンといういでたちだったが、暑くて汗だくになった。
もう登山中は夏と同じ格好でもよかったかな。

御幸ヶ原はロープウェイで登ってきた体力十分な人たちで溢れかえっており、賑やかだった。
昼食をとるには早かったので、すぐに男体山へ登り、お参りだけしてそのまま女体山へ直行した。

女体山の方が眺めがよく、田植えの時期を迎えて水をはった田園風景が綺麗だった。
ロープウェイでさっと上がってきて、この景色を見るというのもいいなと思う。

ただそのくらいお手軽な山だからか、登山をあまり感じさせないせいか、登っている最中にすれ違っても挨拶が返ってこないことが多く、ちょっと寂しかった。

結局山頂では昼食休憩も取らず、女体山からすぐに下山ルートに入って、13時には筑波山神社に帰ってきた。
がっつり運動するつもりで行ったのに拍子抜け。
まあ比較的低山であることは最初からわかっていたけども。

先月の100キロウォーク以降、なんとなくジョギングは続けていたものの、GWでしっかりたるんだ生活をしてしまったので、また体を引き締めていきたい。
まだまだ夢のまた夢という感じだが、マラソンにも挑戦してみたいので、減量は必須である。

「ランニングする前に読む本」によると、山登りは7.5メッツ(METs)とのことなので、3時間をかけて、今回の運動量は22.5メッツ・時となった。

内臓脂肪の減少を期待するには、少なくとも週10メッツ・時、できれば30メッツ・時の運動が必要ということなので、あっけなかったという印象に比べると意外と運動にはなっていたようだ。

さらに現在の体重が76.45kgなので、(メッツ強度ー1)× 体重 × 時間という式で今回の消費カロリーを計算してみると、約1,490kcalとなる。
体脂肪1kgを減らすためには、7200kcalの消費が必要なので、積み重ねていかないとちょっとやそっとでは減量できないな。

今月中にもう一回山行くとするかな。一回でかなりのカロリーを消費できることには変わりないから。

まったく新しいゴルフ理論

ようやく100キロウォークの筋肉痛や膝の痛みがおさまってきた。

 

先週は足がすぐに痛くなるので出かけることができなかったが、100キロウォークの興奮だけは残っていて、何か体を動かしたい衝動に駆られていたので、ずいぶん前に買って積読状態になっていた「まったく新しいゴルフ理論」という本を読んでいた。

 

ゴルフ自体は学生時代に体育の授業で少しだけやったことがあるのだが、適当にスイングしているだけでは上達しないなという実感があり、体のどこを固定したらいいのか、スイング中にどこに力を入れるべきなのかを知りたいなと思っていた。

 

やみくもに練習したりラウンドしたりする前に基本的なことを叩き込んでおきたいなと思っていた頃に手に取ったわけだが、そもそもゴルフをやる予定がなかったのでほったらかしになっていた。

 

他のゴルフ指導書は読んだことがないので比較はできないのだが、少なくとも理系の自分にとってはメカニズムを細かく分けて解説してくれている本書は、感覚的な表現が極力少なくなっており、分かりやすかった。
(とはいえ、日本語の表現が下手だなと感じる箇所も多数あったが。。。)

 

本書で提唱するコンバインドプレーン理論の目標は、「よく飛んで」「曲がらず」「何度でも」打てるスイングを習得するというものであり、シンプルなコンセプトで分かりやすい。

 

具体的なコンバインドプレーン理論の内容は、
・3つの平面(コンバインドプレーン)上をクラブが動くようにイメージしてスイングする
・スイング中の一連の動作(バックスイング、ダウンスイング、フォロースルー)を分割し各動作に関して何をすべきか(体のどこをどう動かすべきか)を明示する
というものである。

 

コンバインドプレーンという新しい言葉を使っているのでとっつきにくいが、右利きのプレーヤーの場合、自分の体の右側(バックスイングからダウンスイングの途中まで)が一つ目の平面、自分の体の正面(ボールをうつ前後)が2つ目の平面、自分の体の左側(フォロースルー)が3つ目の平面となっており、この3つの平面(プレーン)を組み合わせた(コンバインド)平面上でクラブを動かすようにイメージしようというものである。

 

この理論の良い点は、特に意識せずに感覚的にやっている動作について、一つ一つ分割して動作のメカニズムを明らかにすることで、ミスが起こった時にどこでどんな動作をしてしまったためにミスショットになったかの原因を特定できるようになる。

 

また細かくどんな動作をすべきかを定義することで再現性が高くなる。つまり決まったことをやれば良いので同じスイングを繰り返し行うことができるようになる。

その結果、ミスも最小限にできるはずということである。

 

練習方法も提示されており、
・8−4スイング(時計の針の8時から4時までの位置の間で動かす小さなスイング)
・9−3スイング(さらに9時から3時まで動かす範囲を広げる)
・L字スイング(9−3スイングに加えて手首の力でクラブシャフトを垂直に持ち上げるコック動作まで行う)
・コの字スイング(L字スイングに加えて上腕を使ってクラブを持ち上げるリフトアップ動作まで行う)
・フィニッシュフォーム
の5つの方法で体の回転の仕方と腕の動かし方を解説してくれている。

 

ゴルフは止まっているボールに勢いのついたクラブヘッドをぶつけて飛ばすという観点で言うと、簡単な力学の問題が適用できるスポーツである。

それを経験豊富で優秀なスポーツ選手特有の感性にもとづいた主観的な言葉ではなく、論文として成立させなければいけないような初見の人が読んでもわかる客観的な表現で書いてくれていることはありがたい。

なんだか自分も綺麗なショットが打てるようになりそうな気がして勇気が湧いてきた。

 

暇つぶしに打ちっ放しに行くにも、こういった練習方法やスイング理論を頭に入れておくと、より楽しめそうだ。
暖かくなってきたし、打ちっ放しでも行ってこようかな。

 

しおや100キロウォーク〜地獄の100kmへの道 本番〜

本番当日は少し早く目が覚めた。
ゆっくりと準備をして車で会場入り。予定より早く着いた。

 

駐車場には集合時間まで2時間近くあるというのにすでに多くの参加者が集まっており、ゼッケンをつけたり談笑したりしながらスタートを待っていた。

 

天候は曇り。暑くもなく寒くもなく、コンディションは上々だった。

 

受付に行くと、ゼッケン、コースマップ、バーコード付きのタイムカードなどが記念品とともに渡された。
この時にヘッドライトを持っているかどうかも聞かれた。

 

一人で参加したため、そのままスタート会場にいても間が持たないと思い、一旦車に戻って時間が来るまで仮眠をとった。

 

スタート会場に戻るとすでに多くの参加者が集まっていた。
開会式は非常に簡潔に執り行われた。
主催者は構想から5年越しの夢をついに実現させたとのこと。

 

5年前というと震災から一年が経った頃。
栃木県北も震災の被災地ではあったが、福島などからの被災者の方々を受け入れて1年が過ぎ、ようやく被災者の方々の次の行き先が決まって、受け入れ施設であった市営の温泉などが震災前の状態を取り戻しつつあった。

地元のために何かやりたいという思いを風化させずに実現させた信念には恐れ入るばかりだ。

 

ゼッケン番号順に50人区切りずつで並んで、合図とともにスタートした。
グランド内のトラックを回るあいだ、ドローンが参加者を撮影していた。

 

スタートしてからしばらくはぞろぞろと長い行列を作って300名を超える参加者がゆっくりと進んでいった。
一緒に参加した仲間たちとおしゃべりしながら歩いてゆく様からは初詣のようなめでたい雰囲気も感じられた。

 

コンディションが良かったことと、お祭り的な高揚感に包まれていたこととが手伝って、前半はハイペースでぐんぐんと進んでいった。
田舎の風景自体は見慣れているが、それでも自然に囲まれたいつもと違う道を歩くのは気持ちが良かった。

 

山の中を登って行くと東古屋湖という湖に着いた。
小舟に乗って釣りを楽しむ人たちで賑わっており、波のない静かな湖と断崖のような切り立った山の対比が水墨画の世界を思い起こさせてくれた。こんな場所が塩谷町にあったことを初めて知った。

 

釣り人たちまでもが絵の一部になるような綺麗な風景を眺めながら、最初のエイドステーションで甘酒をもらった。まだ始まったばかりだが、山道を登ってきた体に温かい甘酒がしみた。

 

休憩もそこそこに、気合を入れ直してぐんぐん進んでいく。かなりのハイペースだが、気持ちが乗っていた。

 

次のエイドステーションはアイスまんじゅうと書いてあったので、大して暑くもないからパスしようかなと思っていたが、実際は凍らせた小ぶりの饅頭であり、意外とサイズ、温度がちょうどよくて美味しかった。

 

この辺りまでは途中で抜いた人たちもエイドステーションで休憩しているとすぐに追いついてくるといった具合で、皆がほとんど同じようなペースで進んでいたように思う。


そのあともアップダウンが続き、徐々にスタミナが奪われていった。
ただ、せっかくいいペースで来たのだからという欲が勝ってしまい、27km付近のトイレ休憩まで一気に歩き続けた。

 

すでに前哨戦の20kmを超えていたが、足の裏や腰回りの痛みも特になく、それほど熱を持っている感じもしなかったので、あとは気持ちの問題だなと思っていた。

 

そして最初のチェックポイントである上平ポケットパーク(36.8km)に到着した。
ここでタイムカードのバーコードを読み取ってもらった。
3分の1が過ぎ、大きな休憩ポイントでもあるはずなのに、意外と人は少なかった。

 

入念にストレッチをし、足裏の痛み対策としてインソールを交換した。
靴を脱いで足を伸ばして地面に座っているだけで心地よかった。
すでに陽は落ちていたが、気温はそれほど下がってもいなかった。

 

そろそろ足が熱を持ち始めていた。体力的なきつさは感じていなかったが、足に痛みを感じることが多くなってきていた。

 

ここから次のエイドステーションである肘内公民館(43.5km)まではかなり無理して頑張った。
ふくらはぎに刺すような痛みがあったが、止まっても和らぐような気配はなかったので、公民館に着いたらしっかり休んでストレッチしようと思って我慢した。

 

途中で自宅の庭先で観戦しているご夫婦から、声援とともに通過順位を告げられた。
最後尾付近からのスタートだった割に、そこそこの人数を抜いていたことがわかった。
これも無理に拍車をかけてしまった。


折り返し目前となるセブンイレブン(48.5km)では足の痛みが一時的に引いていたこともあり、おにぎりを2つ食べただけで休憩もほどほどに出発したのだが、この次のセブンイレブン(54km)までの区間が強烈にきつかった。

 

ある意味でこの区間で終わっていたのかもしれない。
右の膝が動かない。力を入れても曲げることができなくなってしまった。


それまではふくらはぎ、太もも裏、太ももの付け根、膝などに痛みや熱を感じると、なんば歩きをやってごまかしていた。
腰を振って足を動かすという歩き方で、簡単に言うと手と足が同時に前に出るような歩き方である。
これを途中に挟むことで足の筋肉への負担を軽くすることができたので、熱が引いたり痛みが和らいだりしていた。

 

余談だが、このなんば歩きは日本科学未来館の「忍者ってナンジャ!?」展で覚えた。というか展示を見ていたら説明員の方に無理やり練習させられたので覚えてしまった。
http://www.miraikan.jst.go.jp/spexhibition/ninjya/index_2.html


がしかし、もはやこのなんば歩きさえも機能しなくなってしまった。
なんとか動いている左足を前に出し、それを軸として体をひねりながら膝の曲がらない右足を前に持ってくる、といった具合で進んでいく姿は、まるでコンパスが歩いているかのようであった。

 

ようやくセブンイレブン(54km)に到着してしっかり休憩するも、一向に回復の気配がない。

 

このまま休んでいても時間だけが過ぎていってしまう。
次のチェックポイントである旧玉生中学校(=スタート&ゴール会場)には午前5時というタイムリミットが設けられている。

 

前半に飛ばした分の貯金が残ってはいるが、とにかく旧玉生中学校までは行きたいと思って、大幅にスローダウンしたペースで坂道を登った。

 

途中の休憩ポイントで、スタートしてからしばらく同じペースで歩いていたグループに追いつかれた。
前半調子に乗って飛ばしまくっていた人間についに追いついたぞという歓喜の表情がグサリと突き刺さる。

 

でもそれ以上に足が痛い。
もはや右膝は曲がらないだけでなく、着地の衝撃から耐え難いほどの痛みを受けるようになっていた。

 

それでもなんとか午前2時半には旧玉生中学校(64.5km)に到着することができた。
足の痛みが気になって芋煮のありがたみが薄れてしまった。七味を多めに入れたところで足の痛みから気をそらすことはできなかった。

 

ここはたっぷり時間を使って回復を待たないと、完歩の可能性が消滅してしまうと思い、足の回復のために50分近く休息をとった。

 

二度ほどマイクロバスが会場内に入ってきた。
運ばれてくる人たちは自分と同じように足を引きずっている。
限界を超えてしまったためにリタイアを選択せざるを得なかった人たちであった。

 

頭の中をぐるぐるとリタイアの文字が巡る。
時刻は午前3時が近づいていたが、全く眠気はなかった。

 

残念ながら足の痛みはそれほど回復しなかったが、あとは行けるところまで行こう、小刻みに休憩しようという方針に切り替えて、次なる目標の地である道の駅(78.7km)へ旅立った。

 

進み出したはいいが、ペースが落ちているので体が温まらない。
体温の低下だけでなく気持ちまで沈んでしまわないようにとダウンを着込んだ。

 

そこに追い打ちをかけてくるように雨が降る。
ここまで二度ほど小雨が降ったが、粒も小さく短時間で止んでくれたので気にせず放っていた。
しかし、この時ばかりは長引きそうだったのでカッパを着た。

 

フードをかぶって音が遮断されると孤独感が増してくる。
スタスタと抜いていく若いグループが過剰に楽しそうに見えた。

 

痛みに耐えられなくなる間隔が40分、30分、20分と次第に短くなっていく。
その度に立ち止まり、あてのない回復をしばし待つ。

 

次々に抜かれていきながら進んでは止まり、止まっては進みを繰り返していると空が白んできた。
ヘッドライトを外したところで何も楽にはならないが、他にできることもないのでポケットへ入れた。

 

時刻は午前5時を過ぎ、道の駅の制限時刻午前8時まで3時間を切った。
残りは7km程度であったが、すでに時速3kmで進むのがやっとのペースであり、道の駅に着くことはできても最後のゴールへ午後1時にたどり着くことは数字の上からも不可能に近かった。

 

そして右膝の痛みは増すばかりだった。50mおきに立ち止まり、縁石の上に座り込むという状態が繰り返し続いた。73km付近のトイレ休憩ポイントまでたどり着いた時点で、道の駅まで2時間かけて歩き続けるという目の前の壁を乗り越えるだけの精神力が尽きてしまっていた。リタイアしよう。

 

道の駅は78.7km地点だが、そこまでのコースは一度通り過ぎてから戻ってくるようなルートが設定されていた。
リタイアを決断した73km地点からショートカットすれば2kmほどで道の駅に行くことができる。そこであのバスに乗ろうと思った。
コースマップに載っている大会本部へ電話すれば巡回している係の方が迎えに来てくれるだろうとは想像できたが、自力でチェックポイントまでたどり着くことがここまで頑張ってきた自分に対するせめてもの報いであり、足掻きであった。

 

早朝だというのに通りすがりの塩谷町の人たちが足を引きずる自分に声援を送ってくれる。
コースを外れ、ショートカットの道に入ろうとした時も親切に正規のルートを教えてくれた。
「ここからショートカットして道の駅でリタイアするんです」と自分の口からリタイアという言葉を発して、改めて100km完歩への挑戦が終わったことを悟った。

 

わずか2kmのリタイアへの道のりも1時間近くかかったような気がする。時計を見る余裕もなかった。
途中で抜いていった人たちもペース的には完歩できるかどうかギリギリの時間であるにもかかわらず前に向かっていた。本当はこの人たちと同じようにたとえ100kmにたどり着かないとしても24時間歩き続けたかった。
最後尾付近とはいえ、みんなすでに17時間近くを歩き続けている。ペースよりもその時間歩き続けることの大変さを身をもって感じた。


道の駅に着くと、大会運営の方々が温かく迎え入れてくれた。
スープ焼きそばとシフォンケーキを食べて休んでいると少しずつ眠気が出てきた。

 

8時のタイムリミットギリギリに、コース上にいる最後尾の参加者が入ってきた。なぜか自分の事のように嬉しかった。

 

バスに乗ると雨が激しく降ってきた。残り5時間、20kmの距離を歩き続ける人たちの無事と完歩を祈らざるを得ない心境だった。

 

ゴール地点の旧玉生中学校について、お餅をもらってカレーを食べるように促してもらったが、その気力もなかったのでお餅だけもらって会場を後にした。
雨の中、足を引きずりながら駐車場へ向かう道のりは達成感や安堵の気持ちはなく、「完歩したかったな」という言葉が頭の中を巡り、少し悔しい気持ちだった。


所要時間18時間、歩行距離73kmで無念のリタイア。
自分にとっては大いなる挑戦だったが、失敗に終わった。
しかし、あれだけ辛い思いをしたにもかかわらず、足の痛みが消え、歩けるようになってくるとまた挑戦したいという気持ちがもくもくと湧いてきているから不思議だ。

 

次はせめて24時間歩き切りたい。いや、100km完歩したい。

 

開会式で5年前に構想したという話があったが、大会自体の運営は100キロウォーク初開催とは思えないほどの手際の良さであり、ありがたかった。相当他の大会等を勉強されたのだと思う。
そして塩谷町の人たちの協力も素晴らしかった。深夜に知らない人間が民家の周りをライトをつけてウロウロするだけでも気持ちが悪いだろうに、そんな人間を沿道に立って応援してくれた。

 

思い出に浸ってじーんとしているが、改めて反省点を書いてみる。
最大の反省点は何といってもペース配分のミスだ。
前哨戦20キロウォークで時速6kmが自分のペースだと設定した。確かにこれ自体もアップダウンの多いところではオーバーペースだったが、それ以上に休憩を取らずに前半に脚力を過剰に使ったことの代償は大きかった。
せっかく1時間おきに最大10分休憩というペースを想定していたのに、それを守らなかった。アホである。

 

振り返ってみてもスタミナ面できつかったのはアップダウンが続いているところくらいで、細かく食料や飲み物を補給できるので疲れてつらいという場面は思い出せない。
とにかく足への負担をどこまで減らせるか。その課題に対してどういうペース配分をするかが重要だったと思う。

 

一方でよかった面はというと、
・寒さ対策の服装(そもそも気温が思ったより高かった)
・足裏の痛み対策のインソール交換
あたり。

 

膝、ふくらはぎ、太ももは長時間の歩行でかなりダメージを負ってしまったが、それに比べるとくるぶしより先の部分についてはあまり苦しむほどの痛みに見舞われなかった。
これはインソールを途中で交換して衝撃を受ける箇所を分散するという作戦が功を奏したのではないかと思う。

 

問題視していた退屈については全く心配無用だった。退屈している暇などないくらい痛みの波が押し寄せていたから。
持っていったiPodも結局使わなかった。

 

やれやれ随分と大作になってしまったが、それほどまでに非日常にどっぷりと使って闘った1日だった。楽しかった!


夏の40.8kmはどうするかな〜
距離的には今回到達済みだから、普通に登山とかしようかな。

しおや100キロウォーク〜地獄の100kmへの道 その5〜

いよいよ明日である。

 

しっかり準備するぞと誓った1ヶ月前からやれたことは、
・ペース配分等の情報を把握するための20キロウォーク
・日々のジョギングによる体力づくり
くらい。
ジョギングによる減量も期待していたが、体重計の針は微動だにしなかった。

 

ものの準備はというと、ズボンとヘッドライトを買ったくらいで準備不足が否めない。あんなにはりきっていたのに。

 

というわけで焦ってインソールを買ってきた。20キロウォークで課題としていた足先の隙間を少しでも埋めるためである。

 

事前にいくつか調べたのだが、どうやらインソールを丸ごと変えるよりも足先だけに入れるクッションを追加してやる方が良さそうということで、IPI Half Cushionというものを購入した。

 

本来は革靴に入れるための商品だと思うが、とにかく隙間さえ埋まればいいやということで、いつも履いているジョギングシューズに入れてみた。
これがなかなかいい。靴と足との一体感がぐっと増した。

 

ついでに一応SPORTS FITTERというインソールも買ったので、休憩の時に入れ替えてみたりして、足への衝撃に変化を加えて長時間のウォーキングに備えることにする。

 

 

一番の心配は天気なのだが、現在予報を見る限り、曇り。いつ小雨が降ってもおかしくないような降水確率である。
なので一応カッパは入れておく。

 

ただ天気はイマイチなものの、そのおかげで気温が安定している。これはありがたい。
先週までは夜中になると冬の気温だったので、晴れて昼間20℃を超えつつ、夜に5、6℃まで下がってしまうという気温差を心配していたが、取り越し苦労に終わりそうだ。

 

でも一応ダウンは入れていこうかな。寒くて気持ちが萎えるのが一番嫌だから。

 

そんなこんなでいよいよ本番だ!頑張ろう!

しおや100キロウォーク〜地獄の100kmへの道 その4〜

あと2週間を切った。
前哨戦の20キロウォーク以降はこれといった対策に着手できず、なんとなくジョギングするくらいのことしかできていなかった。

 

そんななか、本屋で見つけた「ランニングする前に読む本」を読み込んで再びモチベーションが上がってきている。

 

この本はタイトルの通りランニングに関する内容なので、100キロウォークに向けた付け焼き刃の対策として即効性があるものではない。
しかし、全くのランニング素人がフルマラソンの完走、さらには3時間を切るという高い目標に向かっていくためにどういうトレーニングを積んでいけば良いかというテーマで、著者の運動生理学に関する研究や調査結果、実体験によるノウハウを交えながら理論的に解説してくれている。
これがめちゃくちゃ面白かった!

 

著者の主張するトレーニング方法は以下のとおり非常にシンプルである。
・通常よりもゆっくりとしたペース(にこにこペース)のジョギングをトレーニングとする
・歩幅を狭くしてフォアフット(足の指の付け根あたり)で着地する

 

にこにこペースとは、主観的に「楽だ」と感じるペースのことなのだが、このペースでの運動が体内の糖または脂肪をエネルギーに変えるという点でも理にかなっているという。

 

にこにこペースでトレーニングして脂肪をエネルギーに変えると当然減量にもなる。
そしてこの体重減がマラソンのタイムをどれだけ縮めてくれるのかという計算方法も紹介されている。

 

この計算方法によると、体重70kgで初マラソンのタイムが7時間だったA君が、10kg減量して体重60kgになった時、推定タイムは5時間53分となる。

 

10kgの減量は相当きついものであるけれども、走る能力を上げずに減量だけで1時間もタイムが縮まるというのは驚きだ。
ぜひ実験してみたい!

 

というわけでまずは自分自身のにこにこペースを測ってみた。

 

(やり方)
1. スマホのアプリ(今回はRuntastic)を使ってジョギング中の速さを測る
2. フォアフット着地を意識しながら少しずつペースを上げてジョギングする

 

フォアフット着地についてはこの本の特設ページで動画でも解説してくれている。
http://bluebacks.kodansha.co.jp/special/running

 

結果は、
時速6km, 7km   かなり楽である
時速8km      楽である
時速9km      ややきつい
となったので、現時点での自分のにこにこペースは、時速8kmということになった。

 

先日20キロ歩いた時のペースが時速6kmだったので、まあ妥当なところかな。
トレーニングを続けていけば、にこにこペースも徐々に速くなってくるので、その数値の上昇を楽しみにしてジョギングを続けていこう。

そしていつかフルマラソンにも挑戦してみよう。

 

ちなみに「ランニングする前に読む本」ではフルマラソン参加まで最低3ヶ月はにこにこペースでのジョギング(=スロージョギング)のトレーニングをするよう推奨している。

 今から順調に行くと夏前の大会か。

地獄だな(笑)

 

それはさておき、100キロウォークに向けて残り10日くらいでちょっとでも体重落としておきたいなぁ。

しおや100キロウォーク〜地獄の100kmへの道 その3〜

(その2からのつづき。前哨戦20キロウォーク後編)
歩き始めてすぐに気がついたのは靴が少し大きいかなということ。

 

普段はゆったりしていて履きやすいと思っていたが、これから長距離を歩くと想定して靴の中の自分の足に注意を向けてみると、なんだか隙間だらけでゆるい。


踏み込んだ時に靴の中で足の裏が滑ってしまうというほどではないが、指の付け根の上あたり(靴紐よりも先端に近いあたり)に空間があって、靴と足が一体化できていない感じがする。

幅や長さは問題なさそうだが、このつま先付近の上下の隙間が一歩一歩歩く際に過剰な踏ん張りを生み出しているように思えた。徐々に筋肉の疲労なのか踏み込む衝撃への疲労なのかは判別できないが、そんなものが足裏に溜まっていく感覚があった。


これは厚めのインソールや靴下で隙間を埋めて、つま先が靴の中で固定されるようにした方が良さそうだ。

 

 

歩いているうちに街なかを出て田んぼ道に入った。

気温は低めだが、よく晴れていて日も差しているので街なかでは暖かかったが、周りに遮るものがない田んぼ道は風が強くて寒い。

 

一応ウィンドブレーカー的なものを着ていたが、それでも足りなかったので上からダウンジャケットを羽織った。大会当日は3週間後とはいえ気温の低さは警戒した方が良さそうだ。特に日が落ちてからは冬だと思って臨もう。
寒さ対策としてダウンジャケットは持って行くことにする。下は暖パンではなく、軽めのウィンドブレーカー的なやつがあれば十分かな。

 


歩くペースの方は自分にとって無理のない速さで進んでいたら、ちょうど予想通りの時速6kmだった。この情報が把握できたのは大きい。


1時間歩いて10分休憩するペースで行くと、7時間で36km進む計算になる。大きな休憩を考慮せずに計算すると、20時間くらいでゴールできることになる。

そういう見立てができてくると、残り4時間が自分の持っている貯金だと考えることができる。

体力消耗によるペースダウン、食事、足の痛み、眠気、モチベーションの低下などをこの4時間でカバーすれば完歩できる!

なんだか少しだけ大会当日への見通しが良くなってきた。

 


そんなことを考えることにも飽きた頃、次なる問題が見つかった。”退屈”である。

 

田んぼ道の景色にも慣れてくると、”退屈”でたまらない。しかも建物もほとんどないので、いいペースで歩いているのにぐんぐん進んでいるという感じが全くしない。

 

そうして”退屈”を感じているうちに、徐々にメンタルがやられてくる。弱音が次々に沸き起こってきて、休憩したくてたまらない。

このモチベーションの低下に強風が追い打ちをかけてくるようで、寒さが上乗せされてくるとなおのこときつかった。

 

1時間おきの休憩を想定していたが、”退屈”に襲われたら1時間も歩き続けられないかもしれない。しかも先ほどの見積もりのとおり、休憩はあるにせよ20時間歩き続けるのだから、”退屈”にノックアウトされる可能性も十分にある。


現時点でこれといった対策が見つかっていない。残り3週間程度でなんとかしなければ。。。

 


途中で3度の休憩を入れながら、3時間40分でゴール地点へ到着した。
思っていたほどの疲労感はなく、足の痛みも少し休憩してやるとおさまる程度だった。

 

意外といけるんじゃね?的な浅はかな思いは翌朝の筋肉痛で全て消え去るわけだが、当日のことだけを考えればおそらく40kmまでは行けそうという感触だ。
その先は今回の20kmウォークでは測れない未知の領域である。

 

もっとこのくらいの長距離の練習をしたいが、如何せん当日まで時間がなく、当日までのコンディション調整を考えれば、ど素人はこれ以上の予行演習は避けた方が良いだろう。

 


今回の20kmウォークで得た知見は、
・インソールで足先の隙間を埋める対策をする
・寒さ対策は絶対必要!
・自分の無理せず歩けるペースは時速6km
・退屈対策を練るべし!
・20kmはクリアした、40kmくらいまでなら行けそう
であった。


インソールも早く試してみないと、結局イマイチだから直前に靴を買おうなんてことになりそうだな。

しおや100キロウォーク〜地獄の100kmへの道 その2〜

かかとやふくらはぎに軽い痛みがある。太ももは前後にスムーズな動きができず、重い。


地獄の100kmの前哨戦と称して、自宅から20kmのウォーキングに挑戦してきた。

トレーニングの一環であることはもちろんのこと、当日の戦略を立てるための情報集めも大きな目的の一つであった。何を着ていけばいいのか、どんなアイテムがあったほうが良いか、メンタル面では何を気をつけるべきか、などなど心配事は山のようにある。

 

出発前に特に把握したかった情報は以下のとおり。
・今持っている靴で大会当日もいけそうか?
・自分が無理せず歩くことができるペースは時速何kmか?
・どんな服装で歩くのが快適か?
・20km歩いてどんな感触か?バテバテ?まだいけそう?楽勝?

 

今回の地獄の100kmは24時間という時間制限がある。

遅ければたとえ体力が残っていても完歩できない厳しいルールが敷かれているのだ。

 

24時間で100kmということは一般的に言われている、人が歩く速度(時速4km)では完歩できない。

一切休憩せず、眠気にも耐え、時速4kmで歩き続けてもタイムアップの時点で4km足りない。当然この距離ではゴール地点を目にすることすらできずに終わってしまう。

 

だからこそ自分のペースを事前に把握し、当日どんなペースで歩けばよいのかをイメージしておく必要がある。
なんとなくの予想は時速6km。

 


練習用の20kmはGoogle Mapsを使って測定した。自宅から適当な距離の駅まで歩いて、帰りは電車やバスを使って帰ろうという計画である。

 

ちなみにGoogle Mapsでの距離の測り方は、
<PCの場合>
スタート地点で「右クリック」して、出てきたメニューから「距離を測定」を選択する。
そうすると丸印がスタート地点に着く。
次にゴール地点を「左クリック」すると、ゴール地点とスタート地点が物差しのような直線で結ばれて距離が表示される。

 

f:id:athleticism_in:20170315213525p:plain

 

ただ直進行軍でもしない限り直線距離を測る意味はないので、次はこの距離測定用の物差しを折り曲げて実際に歩く道に沿った距離を測れるようにする。

 

物差しの上にマウスのカーソル(矢印)を持っていくと、丸印が現れる。
そこで「左クリック」して押したまま道路に沿った地点まで持っていって離す。(要はドラッグする)
これで物差しが見事折れ曲がって、実際の道路に沿った距離を測ることができる。

 

f:id:athleticism_in:20170315213606p:plain

 

あとは辛抱強くゴール地点までくねくねと曲げていく。


スマホの場合>
なぜかPCとは使い方が違う。

こっちはまずスタート地点を長押しすると、目印がついて住所なり建物の名前なりが表示される。
その表示された住所または建物をタッチすると、画面全体に詳細情報が出てくる。

そこで下にスライドしていくと「距離を測定」があるので、タッチする。
すると、再び地図が表示され、スタート地点に丸印が付きます。

あとは地図をスライドすると点線が引かれていくので、道に沿うようにしながら、交差点などの曲がる地点で「地点を追加」をタッチする。
これをひたすら繰り返してゴール地点まで距離を測ることができる。


個人的にはゴールを先に決めてから道順を決められるのでPCの方が使いやすかった。

 


20kmウォーク当日の気温は6℃だった。
歩き続けるとはいえ、やや寒いので小さめのリュックに厚めのダウンジャケットを入れ、上はサッカー用?のウィンドブレーカーみたいなジャージ、下はユニクロの暖パンといういでたち。中は長袖の機能性インナーと同じくタイツ。

 

黄色の派手なリュックを背負って鏡を見た時は我ながらダサいなと苦笑してしまったが、とにかく出発した。

(その3へつづく)